こどもの日
あと283日(こどもの日まで)
こどもの日について
5月5日の「こどもの日」は、子どもたちの健やかな成長と幸福を祝う日本の国民の祝日です。大型連休(ゴールデンウィーク)を締めくくる祝日であり、伝統的な「端午の節句」の文化を受け継ぎつつ、性別を問わずすべての子どもの人格を重んじ、母親への感謝を捧げる日とされています。
歴史・由来
こどもの日のルーツは、古代中国から奈良時代に伝わった「端午(たんご)の節句」にあります。もとは季節の変わり目である5月に、強い香気を持つ菖蒲(しょうぶ)やヨモギを用いて無病息災を祈る行事でした。鎌倉時代以降の武家社会では、「菖蒲」が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」に通じることから、男の子の健やかな成長や立身出世を願う行事へと変化していきました。
太平洋戦争後の1948年(昭和23年)、「国民の祝日に関する法律」の制定に伴い、5月5日は「こどもの日」として正式に国の祝日に定められました。同法では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と趣旨が定義されており、伝統的な男の子の節句から、男女の区別なくすべての子どもと親に思いを寄せる現代の祝日へと発展しました。
風習・お祝い
家庭や地域では、空高く鯉のぼりを揚げたり、屋内に兜(かぶと)や五月人形を飾ったりして子どもの健康と繁栄を祈ります。また、邪気を払うとされる「菖蒲湯」に入る風習や、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから家系繁栄の縁起物とされる「柏餅(かしわもち)」や「ちまき」を食べる習慣が今も根強く残っています。全国各地の河川敷や公園では、無数の鯉のぼりが一斉に泳ぐ大規模なイベントが開催され、多くの家族連れで賑わいます。
知っていましたか?
- 祝日法に定められた趣旨には、子どもの幸福だけでなく「母に感謝する」という一文が含まれています。
- 柏餅に用いられるカシワの葉は、新芽が育つまで古い葉が落ちない性質があるため、「子孫繁栄」の象徴とされています。
- 鯉のぼりを揚げる風習は、中国の「鯉が激流の滝を登り切って龍になった」という登竜門の故事に由来しています。
- こどもの日はゴールデンウィークの終盤に位置し、憲法記念日(5月3日)やみどりの日(5月4日)とともに一連の大型連休を形作っています。
こどもの日の年別日付
よくある質問
「こどもの日」と「端午の節句」の違いは何ですか?
「端午の節句」は古くから続く男の子の成長を願う伝統的な年中行事ですが、「こどもの日」は1948年に制定された祝日であり、男女の区別なくすべての子どもの成長を祝い、母親に感謝する日という違いがあります。
男の子がいない家庭でもお祝いしてよいですか?
はい。祝日としての「こどもの日」は性別に関係なくすべての子どもの幸福を願う日ですので、女の子のいる家庭でも家族で食卓を囲んだり外出を楽しんだりしてお祝いします。
柏餅とちまきはどちらを食べるのが一般的ですか?
地域によって異なり、関東を中心に東日本(カシワの木が多く自生する地域)では柏餅、関西以西の西日本や和菓子文化の古い地域ではちまきが多く食べられてきた歴史があります。